かか日誌

地方で働きつつ、親しつつ、考えたことのメモ

自宅についてケチをつけられるのが気にならなくなった

結婚してからの謎の一つに、とある親族(Zさんとする)が私たち家族の住む家にケチをつける、というのがある。

 

掃除が行き届いてない、とかならすぐ対処のしようもあるんだけど、狭いとかごちゃごちゃしている(うちはリビングに子供の着替えとか絵本が全て置いてある)とか文句をいう。

 

人のもんにケチつけるとか何事や、とはっきりいって嫌な気分だった。

そんな言うならこなけりゃいいと思うが。

 

 

だが、最近その悩みがどうでもよくなった。

 

きっかけは、うちがマイホームを買ったこと。

その間取りや広さを知って、Zさんがこれまで以上になんやかんや文句を行ってきた。

そして、その文句を言うついでに、いかに自分の住む家が素晴らしいか自慢してきたのだ。

 

私はハッとした。

そうか、あの家、Zさんは気に入ってるんだ!!

 

なぜそんな当然ありうることで私が驚いたかと言うと、私もZさんの家に訪問したことがあり、

「なんというか、住みにくそうな家だな」と思っていたのだ!

(口に出してはないよ。大人だからね!)

 

私とZさんでは理想としている家がまっっったく違うのだ。

そりゃお互い微妙だと思うわけである。

 

 

うちは共働き複数人の子持ち。

生活に必要なものは使う場所、つまりリビングにあり、子どもが使うものは子どもが取りやすいところ、夫婦どちらでも何がどこにあるかわかるようにできるだけしまいこまないオープン収納にしている。

視覚的にはうるさいのだが、夫婦で片付けが得意な方が綺麗に仕舞い込むと、もう片方は聞いたり探したりする手間が増えるので、家事・育児を平等に分担するにはできるだけ、「見てそこにあるとすぐわかる」方がストレスが少ない。

 

 

かたや、Zさんは昭和の企業戦士&専業主婦家庭(子どもはいたが、全員独立)。

リビングにはくつろげるソファと趣味の楽器が並べてあり、生活に必要な日用品は戸棚の中にあって、奥さんに言ってとってもらってる。

洗面所(洗濯機置き場)やキッチンなど家事に関する部屋は全体の平米数の割に狭い。

 

 

いや、そりゃー、Zさんから見ればうちはダサいよ。

でもうちはこれで生活が回せてて、子どもはお父さんもお母さんも大好きだからこれでいいんだよ。

 

これからも、みんなが使いやすいよう、片付けとかがんばるつもりだけど、間違ってもうちに住んでもいない昭和の企業戦士のために見た目良くしようとはしないかな。

 

 

すごく当たり前のことに気づいただけなのに、悩みが消えた話でした。

 

空気を読んだらいいことがあるのかわからない

自分は幼少期から空気読めないと言われてきているので、まあそういう類のことは苦手なのだろうと思う。

 

ただ、より正確に言うと、明確に言われていないことをわざわざ読まないようにしている、のだと思う。

 

もう、歳をとって「空気を読め」と叱られることもなくなったが、今でも、空気を読めだの、KY(これは流石に死語か)とかよく言われているのだろうか。

 

他人に何かお願いしたければ、はっきりと「お願いします」「困っているので助けて欲しい」「ここではこれがルールです」など言い合う世界が理想だと思っている。

 

あと、お願いされた側には断る権利があり、交渉決裂により関係性を維持できないなら関係を切れるようにするのが理想的(仕事をクビにしたり、離婚したり)

 

 

空気を読まなければいけない場面で特に辛いのが、察して欲しい側の人がイライラと不機嫌な時。

 

不機嫌な人には近づきたくないが、察してさんは放置しているとさらに不機嫌になる。

不機嫌を撒き散らすのやめて欲しい。

 

それで、自分の方が得意なことなどであれば代行するのは全然かまわないのだが、はっきり依頼される前にこちらが世話を焼くと、たいていそれを自分がするのが当たり前になり感謝されないのだ。

 

いや、感謝されたいというわけでもないな。いつ何時でも、雑務はあいつに投げればOKと済まされるのが嫌なんだ。私には他にやりたいことがたくさんあるんだぞ。自分の時間を浪費されるのが嫌なんだよ。しかも不機嫌に。

 

 

空気をすぐに読んで動ける人は素晴らしいと思うけど、それが過剰だと相手を甘やかすことにならないのかな。

なんでも世話を焼いてあげる親と、依存気質で常にイライラした子ども、みたいな関係は親子以外でもたくさんありそう。そしてそれは両方にとって不幸なんじゃないのか。

 

自分は誰ともそういう関係になりたくないんだけど、なかなか難しい。

上手いストレス解消法が思いつかない

そんなに負荷の高い仕事をしているというわけでもないし、子育てについても我が子が特別育てにくいとは思っていないけど、睡眠時間と通勤時間以外に自分の時間がないとたまに辛くなることがある。

 

そういうときにサクッとストレス解消できることがあるといいんだけど、どうも子供が生まれる前から自分のストレス解消法がアップデートされておらず、ストレス解消できないままずるずると辛い日々を過ごしてしまう。

 

今、ストレス解消になることを思いつくままに書いて、現状に合うよう見直してみる。

 

  • 好きなお酒を飲む
    梅酒とかシードルとかジンとかが好き。が、歳のせいか正直後々の体調に響く。あと、飲むのは夜なので、即寝てしまい、ストレス解消としたという実感が意外と得にくい。
  • 好きなものを食べる
    魚卵とか刺身が好きなのだが、出身地が海が近い県だったのに対し、現住所はおいしい魚介類が手に入りにくい地域なので、なんとなくいつもガッカリしてしまう。他にも好きな食べ物はあるが、子がまだ食べられるものが少なく、大人用、子ども用と食事を分けて準備する煩わしさを考えるといまいち食べる気になれない。
  • 好きな本を読む
    できれば静かなところで没頭したいが、子がうるさい。時間を確保できるとすれば夜だが、それだとすぐ寝てしまう。寝てもいいと割り切ってファンタジー読むのはいいかもしれない。
  • ゆっくり風呂に入る
    子の「何してるの?」攻撃がくる。風呂に入ってるんだよ・・・
  • 夫と喋る
    話してて楽しいから夫と結婚したと言っていいくらいだけど、子がパパ大好きっ子なので、だいたい割り込んでこられて逆にストレス溜まる。
  • 友達と喋る
    学生時代仲の良かった友達はだいたい都会へ行ってしまった。オンライン飲みは自分の場合あまり楽しめなかった。
  • 散歩する
    歩くの大好き。ただ猛暑には勝てぬ。早朝くらい涼しくあって欲しい。
  • 市民プールに行く
    子どもとも行けるし、風呂と同じで水に浸かってればなんとなく気分が良い。ただ、ある程度元気じゃないとそもそもプール行けない。
  • たっぷり寝て朝寝坊する。
    子に起こされる。
  • テレビを見る
    子どもが産まれる前はマツコデラックスさんが出る番組とかよく見てた。
    レコーダーが全録画してくれるやつっぽいのでなんかおもしろいのもあるんだろうけどあまりにテレビ離れしていた期間が長くて何をみたらいいのかわからない。

書き出してみたけど、見直しようがない気がしてきた。

断続的に子どもとの時間が入るせいで、わざわざ自分のケアのために準備して何かするのがめんどくさいみたいになってる気がする。

 

歩く時間もう少し増やしてみるかな。

アラフォーの自分の乗りこなし方

30歳くらいから自分の年齢をすぐ思い出せなくなって、まあ30代ってことで、と誤魔化してきたのに、気づけば40歳が見えてきた。

 

40歳になるのが嫌、とかそもそも歳を取るのが嫌、とは思わないが、自分がこう、歳をとった割にその自覚が薄いことにちょっと危機感を覚えている。というわけで老いゆく自分に言い聞かせたいことをメモしておく。なお自分は虚弱だという自覚があるので、世の中のアラフォーはもっと元気な人も多そうだなぁと思っている。

 

  • 徹夜が翌日以降に響くのはもちろん、怒ること、悲しむこともすごく消耗する。

  • 起きている間は仕事のことを考える、も自分にはできない。仕事に関わる勉強、ならまだセーフ。とにかく一日のどこかで睡眠以外にも神経を落ち着かせる時間をつくる。

  • 「これを食べれば or これを飲めば元気になる」というのは胃腸虚弱者にとってはまやかし。気晴らしの飲み食いはあまり効果がない。

  •  したがってあと○日で追い込めばセーフ、とかは基本ない。追い込まれたらやることを少なくする方に舵を切る。

  •  ググったり本を読んだりするのは好きだが時間(=体力気力)がないので、仕事でも生活でもいわゆる”調査”は最低限にする。

  •  8時間寝る。短時間睡眠、早起きは今の私には害でしかない。ちょっと怒りっぽい、うつっぽくなったときはだいたい睡眠が足りない。

 

若い自分が見たら、淡々としすぎ!とツッコミそう。

でも幼児と生活してると親業だけで気分の波が荒らされるので、親じゃない私が淡々としてバランスをとるしかない。

賃貸か購入か、我が家の場合

私も夫も住居というものにそこまで興味がなく、それゆえ築古の賃貸にダラダラ住んでた。

 

築年数とか設備とかより、とにかく立地さえ気に入ればオッケーという感じ。

 

そんな私たち夫婦にも子どもが二人産まれ、それなりに住んでいる環境に慣れてきたので、将来のことを考えると今の賃貸は狭いかも??と思うようになった。

 

世の中の賃貸 vs 購入論争でいうと、自分は賃貸派だなと思う。

子どもがいる期間は限られてるのにそのときに合わせて買うなんて合理的じゃない、自由が遠のくわ、と思っていた。

 

だけど、子どもを育てていて思ったのは、育児しているという時点で、そうそう立地をガラッと変えるメリットがない。

子どもも親も今の環境に慣れているのでむしろできるだけ動きたくない。。。

(たぶん、育児とか、介護とか、家族に相対的に弱い人がいると、地域に馴染んだ自覚があるかどうかが養育者(介護者)のメンタルに効く気がする。)

 

あと、予想外だったのが、今まさに住んでいる地域にファミリー向け賃貸がほんとーに少なく(単身向けマンションはそれなりの頻度で建つ。儲かるんだろうな〜)、予算をいくら上げようと、子どもが大きくなったときに引っ越す先がない。

 

なので、消極的理由で買うことにした。

消極的なので、買うからといってあまりコストが上がらないように、中古マンション購入となった。

住宅ローンの支払いは世帯年収の1割くらいなのでまあ大丈夫なのかなと思ってる。

 

自分で買うという決断をしてみて思ったのだけど、賃貸 vs 購入なんて、一律の答えがあるわけないな、こりゃ。

フローチャートで○○なあなたはコレ!みたいにざっくり分類するのでさえ無理がある。

購入者の状況もそれぞれなのはもちろん、その地域の状況とか不動産物件の個別性が高すぎてほんと自分で決めるしかないね。

まあ、賃貸にしろ購入にしろ住居費は大きいので、大ぽかだけしないようにすればまずまずオッケーでしょう。